ウド

学名:Aralia cordata Thunb.
科名:ウコギ科
用部:根茎
生薬名:和独活(わどっかつ)あるいは土当帰(ドトウキ)
用途:発汗、駆風、鎮痛
説明文:
日本全土の山野に見られる多年草。花は集合花で球形をしているのはウコギ科の特徴である。
新芽を春の山菜として食べるが、食用に室で軟白栽培されたものが市販されている。「ウドの大木」という言葉があるが、ウドの丈が伸び過ぎたものは不味くて食べられないし、背丈が高くなっても材木としては使えないということに由来する。
薬用には根茎を乾燥したものを和独活といい、発汗、解熱、鎮痛に煎じて用いる。

薬草の詩:
「ウドの大木」という言葉が有名ですね。ウドの大きなものは茎がどんなに長くても軟らかすぎて役に立たない、ということからきた例えです。
食用としても、伸び過ぎたものは食べてはいけないと『本朝食鑑』という本に書いてあります。しかし、薬用としては当てはまらないようです。
ウドは木ではなく草ですが、「ウドの大草」では意味があいまいになりますね。       (絹)

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