ヤマノイモ

学名:Dioscorea japonica Thunb.
科名:ヤマノイモ科ヤマノイモ属
用部:根
生薬名:山薬(さんやく)○局
用途:滋養強壮、下痢
漢方:啓脾湯、牛車腎気丸、八味地黄丸、六味丸

説明文:
日本中で栽培あるいは自生するが、一般的に栽培されているものをナガイモといい、自生しているものを自然薯(じねんじょ)という。雌雄異株のつる植物。細長いハート型の葉は対生。葉の形が似るオニドコロは互生で区別できる。雄花序は直立した白い花、雌花序は垂れ下がる。葉腋に零余子(むかご)をつける。地下深く真直ぐにのびる1本の芋があり食用にする。皮をむいた根茎を乾燥させたものは生薬の山薬(さんやく)で、滋養強壮、止瀉、止渇作用があり、八味地黄丸、六味丸などの漢方方剤に使われる。

前の記事

ヤツデ

次の記事

ヤマブキ