アキノキリンソウ
学名:Solidago virgaurea L. subsp. asiatica (Nakai ex H.Hara) Kitam. ex H.Hara
科名:キク科
用部:地上部
用途:頭痛、喉の腫れ、腫れ物
生薬名:一枝黄花(いっしおうか)
説明:
キク科の多年草。別名アワダチソウ。日本全国の日当たりのよい場所に生える。かつては水田の周辺、土手などにごく普通に見られた秋草の代表であったが、環境の変化などにより、「秋の道ばたの黄色い花」は外来種のセイタカアワダチソウに取って代わられている。高さは70~80cmとなり、8〜11月に穂状の黄色い花を多数つける。葉は互生し、茎の下部では先端がとがる楕円形、上部では披針形になっている。名前の由来は、花が黄色で、ベンケイソウ科のキリンソウに似ていて、秋に咲くことによる。全草を天日で乾燥させたものを生薬名一枝黄花(いっしこうか)といい、民間療法として整腸剤や風邪薬、怪我の治療にも効果があるとされる。