エゴノキ

有毒植物
学名:Styrax japonica Siebold et Zucc.
科名:エゴノキ科
用部:果実
生薬名:麻厨子(まちゅうし)
用途:洗浄剤、魚毒、去痰
説明文:
日本全土の雑木林に見られる落葉小高木。エゴノキの名は果実にえぐみがあることに由来する。
魚毒植物で、昔は未熟な果実を砕きその汁を小川に流し浮き上がった魚を取っていたが、この漁法は現在では法律で禁止されている。また、エゴサポニンを含有するため果皮を洗濯剤として使用していた。

薬草の詩:
毎年、緑の日に、「医師と歩こうチャリテイウオーク」が開催され、鹿児島では錦江公園が出発点です。医師だけでなく薬剤師も参加させて頂いており、歩きながら薬草について話をしようという趣旨です。ところが山道を登るスピードは競歩のようで、薬草の話をする余裕など殆どありません。
そんな中でも烏帽子岳の中腹に白いエゴノキの花があると、その美しさに列を乱し、暫し立ち止まってしまいます。                                        (戊子)

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