アキグミ
学名:Elaeagnus umbellata Thunb. var. umbellata
科名:グミ科
用部:偽果
用途:果実酒、ジャム
説明文:
北海道南西部から本州、四国、九州の河原や、山地などの日当たりの良い場所に自生する落葉低木。高さ2〜3mになり、枝にはとげがあり、小枝は灰白色を帯びる。葉は長楕円形で互生し、鱗片毛が密生する。花は5月ごろ新枝の付け根から、柄を出して数個かたまってつく。果実は6〜8mmで、秋に赤熟することからアキグミの和名がついたとされる。
赤く熟した実を、果実酒やジャムにして滋養強壮に。また材はとても堅く、農具や工具の柄として用いられてきた。
薬草の詩:
写真や本でしか見たことのない花はないかとカメラ片手に秋の野山に出掛けます。秋の野山はダニが多いので、ダニに刺されないように完全防備服で歩きますと、涼しいとはいえ結構汗だくになってしまいます。 植栽されたダイオウグミなどと違い、渋くてまずいのですが、野山で出会ったアキグミの2 、3 粒で喉のかわきが不思議とやわらぎます。 (戊子)