アジサイ
有毒植物
学名:Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. macrophylla
科名:アジサイ科
用部:花
生薬名:紫陽花(しようか)
用途:風邪、解熱
説明文:
ガクアジサイから改良されたとされる園芸種。5〜7月にかけて、3〜5枚の萼を花弁の様に発達させ、球形の装飾花を形成。庭、公園などに植栽されている。
花を細かくちぎって日干しにして乾燥させたものを、生薬名で紫陽花(しようか)といい風邪に用いるが、本種は有毒であるため、取り扱いには注意が必要。料理の飾りとして添えられているものを誤って食べ、嘔吐などの中毒症状を起こした事例も報告されている。
薬草の詩:
江戸時代末期に来日したシーボルトは、博物学者ですが、医師としての功績があまりにも大きいため、他の功績は忘れられがちです。国辱ものだとの批判もありますが、愛妾(あいしょう)お滝さんの名をこのアジサイの学名に付けたことは有名です。
オウムに「おたけさん」と言わせるのは、このお滝さんがなまったものと言われています。お滝さんにぞっこんだったようです。 (戊子)