タケニグサ

学名:Macleaya cordata (Willd.) R.Br.
科名:ケシ科
用部:生茎葉の汁
用途:白癬症
生薬名:博落廻(はくらくかい)
説明:
野原や荒れた土地、林道の法面など日当たりのよい場所に生える。高さ2mにもなる大型の多年生草本。茎が中空で竹に似ているので竹似草の名がある。茎や葉を傷つけると橙黄色の乳液が出てくる。これが薬用になる。生薬名を博落廻(はくらくかい)といい、殺菌作用が強く、タムシなどの皮膚病によいといわれている。春から夏の必要な時に生の茎葉をとってきて、茎葉を切って出てきた新鮮な乳液を直接塗る。有毒で、かぶれることもあるので注意。乳液は保存しても、すぐ分解して効き目がなくなるので、必要なときに新鮮なものから採取する。全草にアルカロイド類を含む有毒植物なので、口に入れないように注意する。

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