ダイコン

学名:Raphanus sativus L. var. hortensis Backer
科名:アブラナ科
用部:種子
用途:健胃、去痰、鎮咳
生薬名:萊菔子(らいふくし)
説明:
地中海沿岸原産で中国、朝鮮半島をへてわが国に渡ったとされている。多くの種類のダイコンは1年草。野菜として広く栽培される。スズシロともいい、春の七草のひとつ。薬用部位は種子で、生薬名を莱菔子(らいふくし)という。種子は莢から取って集め日干しにして乾燥させる。食中毒の腹痛に、莱菔子約10粒をよく噛んで服用する。根はダイコンおろしや煮物などにして食べる。胃の消化を助け、咳を鎮める効果があるという。葉を陰干しして乾燥したものを、適量大きな鍋で水から煎じ、入浴剤として、冷え性、神経痛に用いる。大根(おほね)の字を用い、のちに音読してダイコンと読むようになった。

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