
新着情報
2019年 第2期薬局実務実習生集合実習を終えて
今年の薬局実務実習生集合実習(情報センター担当分)も無事終了。
集合実習は、2回に分けて実施。
例えば、2019年第2期は、次のメニューで実施。
1)学校環境衛生、薬物乱用防止等 2019/6/14
2)サザエさんゲーム(身近な化学物質等の誤飲・誤嚥・中毒)、この薬使える使えない?(DI、アンチ・ドーピングの相談を受けた場合の対応と注意点)、災害と薬剤師(災害医療支援の基本と国内災害、国際緊急援助隊医療チームの活動)2019/7/5
1)に関しては、モザンビーク サイクロン被害に対する国際緊急援助隊による医療支援(日本国政府としての派遣)に参加することとなり、急遽、実施予定日をずらすことに。
2)に関しては、6/28-7/3の大雨により、開催の延期も考慮したが、7/5には天気が回復とのことであったため、予定通り実施。
ただし、内容は、7/3の時点での被災状況や県の動き、6/18下越地震時の情報収集に関する問題点などを急遽織り混ぜたものとした。その結果、当初予定していた内容を一部省略。
さて、2回の情報センターにおける集合実習を通じて、何かしら学生が感じ取ってくれればよいのだが・・・
通常は、実習終了日、ぎりぎりに「まとめ」のようなものを作成し、指導薬剤師の先生方を通じて学生に配布しているが、今回は、早々と「まとめ」のようなものを作成した。
事務局の実習担当者に、既に送付したので、近々、集合研修に参加した学生の所属する薬局に届く(PDFをダウンロードするアドレス)はず。
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7/5 集合実習のため、情報センターを不在にしていましたが、不在お知らせをブログにアップするのを失念しておりました。
この場を借りて、お詫び申し上げます。
<2019/6/14 集合実習の様子>
水質検査、色度・濁度検査に感激 (^^;)
検査員による過マンガン酸消費量検査の手技は神業
試験センターはワンダーランド 実験小道具は絵になる
試験センター職員による解説に熱心に聞き入る実習生
折角なので、集合写真をば
<2019/7/5実習の様子>
『サザエさんゲーム(身の回りの化学物資等の誤飲・誤嚥・中毒 危険予知ゲーム)』
自然に立ち上がりSGDに積極的に参加し始める実習生
成果物発表 iPadで写真を撮りスライド映写
『休憩』
お弁当は、「若者向け」という注文を付けてみたが・・・
さて、学生の反応やいかに
『使える・使えない(アンチ・ドーピング相談への対応、DI)』
スマートフォン大活躍
『災害と薬剤師』
6/28-7/3 大雨、6/18下越地震時の情報収集とその問題点等
災害支援活動の基本
人道支援の基本と国際協調、医療チームの質の担保等について概説
国際緊急援助隊医療チームによる支援活動(2013フィリピン 台風被害、2019モザンビーク サイクロン被害)の紹介
支援の国際協調の仕組み
11クラスターに分け、それぞれ国際専門機関等が主になり支援を実施
国際災害医療支援には、世界標準の質の担保が必要、国際緊急援助隊医療チームはTYPE2認証取得済み
国際緊急援助隊医療チームは、被災国政府からの要請の基づき、日本国政府から派遣される(GO)
被災国に支援に入る医療チームはEMTCC(Emergency Medical Team Coordination Cell)からの指示等に従って、他の医療支援団体等と協調を保ちながら活動。
以下、写真はJICA提供(禁転用等)
現地の子供らが、時折、プレゼントをもってくる。
『休んで働く』
災害支援の基本は、CSCA。
十分な活動達成のためには、まず、自分の身をも持ってから!!
Command and Control (指揮、統制)
医療活動が一つの組織として機能するためには、指揮命令系統の確立が不可欠である。医療現
場責任者(メディカルコマンダー)の指揮命令下において医療救護活動を組織的に実行すること
が大切であり、これは活動全体の秩序だった縦の連携を構築することを意味する。また、統制は
関係機関の横の連携を意味する。
Safety (安全)
災害対応における安全は、①自分自身(Self)、②現場(Scene)、③生存者(Survior)で、医療従
事者は、自分と現場の安全を確認してはじめて生存者の安全を考慮できる。
Communication (情報伝達)
県、市町村、医療機関などそれぞれの組織間の横の情報伝達が大切である。
Assessment (評価)
災害現場の評価として、負傷者の数と傷病の種類、緊急度・重症度を把握する。評価を継続的に
実施し、その情報に基づいて災害現場での医療活動が決定される。
<折角なので集合写真>
折角なので集合写真をば