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馬術のアンチ・ドーピングは他の競技よりも複雑(2019/11/23)
2019/11/23(土)霧島高原乗馬倶楽部で国体選手を対象としたドーピング防止講習会が開催された。
講師は、今村総合病院の米森咲子先生。
今村総合病院には、スポーツファーマシストが2名在籍。
スポーツ外来が実施されおり、空手の選手などのケアに実際に関わっていらっしゃる。
さらに、米森先生は、乗馬経験者(ということで、乗馬の講師をお願いした)。
私は、サポートで参加。
講習会は12時からの開催だったが、8時には自宅を出発し、ドライブがてら霧島周辺の秋を楽のしんだ。
センブリの花を観察しようと思い、途中、とある場所にも立ち寄ったが、残念ながら、まだつぼみ。
霧島は、紅葉シーズン。
大勢の観光客が訪れており、要所要所の駐車場は混雑していた。
乗馬倶楽部では、ジュニアの試合が行われていた。
倶楽部からは、国体1位が幾人か輩出されている。
今年の茨城国体のおいても成年女子成年女子二段階障害飛越で、原田いずみ ・ディナスティが1位になっている。
講習会は、昼休みに実施された。
馬術のアンチ・ドーピングは他の競技よりも難しい。
なぜならば、ヒト、そして、その相棒であるウマに対しても縛りがある。
ヒトでは、そーピング違反にならない、カプサイシンがウマでは禁止物質である等、禁止物質も異なっている。
また、敷き藁の汚染の問題など、他の競技とは異なった留意点がある。
つまり、ヒトのみを対象として県薬の担当委員会で作成した講義資料だけでは不十分になってしまう。
米森先生には、木曜日(2019/11/21)にウマに関するドーピング資料を追加してもらうよう急遽連絡した。
それにも関わらず、しっかりとスライド資料を作成されていた。
講習会は、先生の人柄もあってか、和やかな雰囲気だった。
スライドに写っている騎手は米森先生のお姉さん。
帰り道、朝、観察したセンブリのつぼみが、ひょっとすると開いているかと思い、寄り道してみたが、残念、朝と変らぬ様子であった。