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そこでは薬の相談ができるのか? 昔ながらの素朴な商いの姿には、逆説的に未来につながる大切なヒントが隠されている。
どこで、調べるのやら (いろいろな書籍、官公庁のホームページ、例えばPMDA、消費者センター、関連団体への問い合わせ、etc.)
薬の相談に乗って欲しいと相談が寄せられる
昨日も、今朝も・・・
かかりつけの薬局で相談すれば済むような内容
しかし、昨日に関しては、薬局は全く取り合ってくれないと
また、今朝の相談は、薬の辞典を調べたら、使用前に家族や患者に説明するように書いてあるが、病院などで説明が全くなかった
と、それぞれが口にされていた
話を半分に聞いても、患者の記憶に残っていないということは、いくら説明していたとしても服薬指導あるいは医師の説明が効果を発揮していないことと同じになる
患者は自分が100%
患者本位の医療は、自分が100%の患者が納得し、理解し、満足しない限りは成り立たない (医療の限界を踏まえた上で)
利便性だけで議論される患者本位ならまだしも
真の患者本位の成立は、それほど簡単ではない
9/30 日薬出張、行きの飛行機機内雑誌で次のような記事(書評)を目にした
「市」に立つ - 定期市の民族誌
市の客は地元の常連客が多い。売り手もいい加減なものを扱っていたら見放されてしまうから、必要以上に儲けに走って質が落ちるということはないのだろう。いっときの安売りで客を惹きつけることもしない。買い手にしっかりと説明のできる質の良いものを、相応の値段で売ることが大切だ。顔を見ながら直接売るのだから、売り手は自分の商品に自信を持っているのである。買い手もどれだけ安く買えるかよりも、信頼できるものを誰から買うのかの方に意識が向いている。こうして一度生まれた信頼関係を長く大切にするのだから、常連客が多いのも当たり前である。・・・・「市」の魅力とは何か。それは近代以降掲げられた「経済合理性」が見落としてきた大切なものを受け継いでいる点ではないか。・・・昔ながらの素朴な商いの姿には、逆説的に未来につながる大切なヒントが隠されている。
ずいぶん前、「何度も行きたくなるラーメン屋」を研修会ネタに使っていたが、それに通じるものがある・・・