公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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〇〇は、ドーピングになりませんか? その1 判断するための資料

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そろそろ、国体参加予定選手らから、使用している薬やサプリメントが禁止物質に該当しないかとの問い合わせが寄せられる時期を迎える。

大部分のものは、それほど苦も無く回答できるが、中には、明確な判断に困るものがある。

薬剤師が、彼らからの問い合わせの際に参考にする資料としては

1)禁止表国際基準(The Prohibited List)WADA(JADA翻訳あり)

https://www.playtruejapan.org/code/provision/world.html

2)薬剤師のためのアンチ・ドーピングガイドブック

https://www.nichiyaku.or.jp/activities/anti-doping/about.html

3)global DRO

https://www.globaldro.com/home/index

などがある。

参照する際は、必ず、最新のものを利用する。

スポーツファーマシストでなくても、薬剤師であれば、それらの資料を活用し、多くの場合、答えを導き出せる(はず)。

一方、サプリメント等に関しては、この3月まではJADA(日本アンチドーピング機構)認定商品が国内でのみ流通していたが、現在は、その制度は廃止された。

代わりに「スポーツにおけるサプリメントの製品情報公開の枠組みに関するガイドライン」が発表された。

使用者は、適正な認証プログラムによって検査された商品を自らの責任で選択しなければならなくなった。

例えば、次のような認証プログラム(プログラムごとに特徴があるので、より、安全な(信頼できる)プログラムを選ぶようにする)を目安とするとよい。

しかし、100%安全とは決して言えないことに注意する必要がある。

サプリメントが本当に必要か、スポーツ栄養学的に判断し、必要な場合だけ使用する等の心構えも必要。

1)NSF

https://www.nsfsport.com/certified-products/

2)informed sport

https://www.informed-sport.com/certified-product-brands

3)informed choice

https://www.informed-choice.org/certified-product-brands

4)BSCG

https://www.bscg.org

また、次のサイトも参考になる。

1)supplement411

https://www.usada.org/substances/supplement-411