公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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いつも在庫がないと待たされる

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いつも在庫がないと待たされる。

あるいは、翌日、取りに来て(届ける)と言われる。

そんなクレームが時々寄せられる。

1度ならまだしも、それが、2度、3度と続いてしまうと・・・

あるいは、在庫なしに加えて調剤間違いなどが重なってしまうと・・・

いずれにせよ、患者は、少なからず薬局不信に陥る。

薬局の在庫に関しては、それぞれの薬局の方針もあるだろうが、少なくとも1月分くらいは余裕をもっておく必要があるのではないかと思う。

急に、処方日数が延びたり、新患がきたり、受診間隔が早まったりすると、ぎりぎりの在庫では在庫なしとなってしまう。

結果的に、患者を待たせることになり、それが、原因で不快さを与えてしまう。

今は、レセコンがあり、それをうまく利用すれば、定期薬に関しては、患者動向、処方数量などを簡単に見積もることができる。

そのデータを在庫管理に活かせば、在庫がないから後ほどという状況の発生を極力抑えることができるのではないだろうか。

最近は、卸も在庫なし急配になかなか対応してくれなくなっているとも聞く。

更に、災害時などの対応を考えても、薬局の在庫は、少し余裕を持っているに越したことはない。

何よりも、在庫なしが患者に与える心的影響は、最初はごくごく小さなものであったとしても、積もれば、大きなクレームや薬局の信用にも響いてくる。

資金面の問題などもあり、それほど容易ではないかもしれないが、薬局の社会的役割と上手くバランスをとっていく必要があるように、クレームを受ける度に思ってしまう。

「いつも、在庫がないがね・・・」との患者からのクレームの矢面に立たされる薬剤師の心的ストレスも半端ない!!

職員のストレスという職場環境の改善のためにも考える必要がある。