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明細書に麻薬等って書いてあって、怖くて
老々介護のお婆さん
お姉さんが、怪我をして入院
入院費用の明細に麻薬等加算とあり、びっくり
麻薬って書いてあるけど、怖くて、どうすればよいのか心配になった
明細書に書かれている薬を教えてもらうと、向精神薬は処方されてはいるが、麻薬はなし
麻薬はないこと、向精神薬が処方されているので、調剤料に麻薬等加算が付いていることを説明したところ、一安心された様子
その後は、入院した病院の対応や退院して自宅に戻してやりたい等、あれやこれや相談されることに
ところで、この相談、どこかの医療関連相談窓口に電話したら、薬のことだからと薬剤師会を紹介されたとのこと
よくよく聞けば、薬というよりは保険請求上の問題であり、加えて、病院の対応の問題
薬のことと片付けずに、最初に受け付けた相談窓口でもなんとか対応できただろうに・・・
さて、それ以上にいくつかの問題が潜んでいる
一つは、入院先の医療機関の支払時の明細書項目の説明不足(患者側からの相談不足も含め)
その段階が、しっかりでいていれば、今回のような恐怖心は生じなかったはず
医療の内容の見える化で、明細書の発行等が義務付けられるようになったが、十分な説明のない明細書の交付は、時に患者を不安に陥れる、あるいは、医療側の説明が悪かったりすると、患者の怒りを勃発させる・・・
もう一つは、麻薬に対する誤解が、まだまだ一般にあること
実際、相談者は、「麻薬って、あの、テレビで芸能人が捕まったとか、怖いものでしょ・・・」と話されていた
しかし、この誤解は、1番目の明細書の説明が十分できており、患者側が十分に理解できていれば回避された問題
つまり、医療側のしっかりした対応があれば、患者側が不安を生じず心穏やかに医療を受けることができることになる
そして、もう一つ、医療側に十分な説明を求める姿勢がまだまだ患者側にないこと
話せばわかる
話さなければ・・・分からない
医療側に尋ねにくいという患者側の心情を慮って、適切に対応する姿勢が医療側に求められる