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<ちょっと一息> 敬語の指針
色々な所で目にする文章を読んでいると、どことなくしっくりこない尊敬語・謙譲語・丁寧語・美化語の言い回しをしばしば目にする。
筆者(著者、作者)は、読み手に対して、できるだけ丁寧に表現しようとしているのだろう。
薬局等からの電話相談でも、時々、やたらと尊敬語や謙譲語等を織り交ぜている、あるいは二重敬語に溢れた事例に出くわす。
問い合わせの内容よりも、そちららがどうにも気になってしまう。
読み手、対応相手によっては、私と同様に違和感を感じ、場合によっては慇懃無礼さを感じてしまう人もいるかもしれない。
日頃から尊敬語や謙譲語の使い方に心掛けておく必要がある。
最近、トレーシングレポートがにわかに脚光を浴びているが、医療機関への報告文章などに関しても同じことが言える。
医療機関への報告文書は、要点が伝わることが第一義。
省略し過ぎず、過剰かつ不適切な尊敬語や謙譲語は避けシンプルに。
実際、実行するとなるとなかなか難しいが、すっきりした文章や話し言葉を目指したいもの。
敬語の使い方に関しては、文化庁の「敬語の指針」が参考になる。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/sokai/sokai_6/pdf/keigo_tousin.pdf