公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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「よい」とは言えないことへの同意を求められても「よい」とは言えない。

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しばしば、〇〇は可能でしょ?△△してもよいでしょ?と「よい」との回答を明らかに期待した問い合わせがある。

かなり微妙、あるいは、明らかに問題があることに対して、『薬剤師会がよいといっている』と第三者に対する盾(エスケープゴート)にしようとの思いが見え隠れする。

しかし、それらに対して「よい」とは、決して答えられない。

決まって、電話の向こうから、なんでダメなんだよ、こちらは困っているんだ、どうにかしてくれ、薬剤師会だろといった雰囲気が感じられることがある。

しかし、冷たいようだが、いくら食い下がられても「よい」とは言えないことへの同意を求められても「よい」とは決して言えない。

もし、仮に、〇〇や△△をするのであれば、自分の判断に基づいて、覚悟して実施していただくほかない。

心情的には理解できる場合もあるが、それでも、心を鬼にして「よい」と言えないことへの同意を求められても「よい」とは言えないのである。

安易に「よい」と言ってしまえば、逆に、後で大変なことになることすらあり得る。

例えば、保険調剤にあっては、算定要件等のルールに従わざるを得ない。

過去の事例などを参考にしsつつ、最終的には薬剤師が自己責任で判断して対応するしかない。

保険調剤に関して、薬局の設置等に関して、薬剤師会は最終的な判断を下す立場にない。

それぞれ、厚生局、薬務課(あるいは保健所)等が保険診療上あるいは行政上の判断を下すことになる。

現状の仕組みでは、そうなってしまう。