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MUSASHI・・・“You must understand that there is more than one path to the top of the mountain.”
創業者が、宮本武蔵の言葉に感動し、製品名にMUSASHIと付けたとのこと。
アミノ酸等のサプリメント。
頂きに辿り着く道は一つではない・・・
スポーツ栄養の基本は、あくまで食事。
栄養評価等を行い、どうしても、不足するものなどをサプリメントで補うことになる。
どうも、その辺りをすっ飛ばして、サプリメントに飛びついてしまっているの者が多いのが、現状。
頂に通じる道は、一つではないとは言え、基本的な道を大幅に外れてしまうと、思わぬ事故(健康障害、ドーピング違反)等に遭遇するかもしれない。
ちなみに、ジュニア競技者については、IOC等でもサプリメントの使用は避けるべきとしている。
(注意:以下、Informed choice並びにMUSASHI日本、MUSASHIオーストラリアのホームページ情報からの判断です。)
以前、いくつか相談が寄せられたMUSASHIの製品だが、最近の国体選手を対象としたドーピング防止相談では、全く相談が寄せられない。
ところが、先日、国体選手を対象としたドーピング防止研修会で、MUSASHI日本 KUANについて、第三者機関による検査をパスしていないため使用を控えるようにと情報提供したところ、受講者からMUSASHIはinformed choiceを取っているので大丈夫ではないかとの質問があったとのこと。
MUSASHI日本 KUAN → http://www.musashijapan.com/merchandise/kuan.html (MUSASHI日本サイトには、Informed choiceに関する情報が全く掲載されていない)
Informed choiceは英国のLGC社が実施している制度で海外の多くのサプリメントメーカーが利用している。
DNSもJADA認証からInformed choiceに移行した。
MUSASHIオーストラリアに関しては、確かにInformed Choice プログラムに参加しており、いくつかの製品が当該ホームページに掲載されている。
Informed choice MUSASHIオーストラリア商品の一覧 → http://informed-choice.org/supplement-search/brand/musashi
その一覧を見るかぎりでは、KUANは掲載されていない。(MUSASHI日本のホームページのQ&Aには、禁止物資は一切含まないと書いてある http://musashijapan.com/faq/index.html)
従って、KUANの使用に際しては注意しなければならない。(禁止物質が含まれていないとの保証ができないので、万が一の際は、使用者の自己責任になる)
研修会での競技者からの「MUSASHIはInformed choiceを取っている」との発言は部分的には正しく、部分的には違うことになる。
『MUSASHI=Informed choice』との考えが競技者の間に定着しないよう、個々の製品ごとについて、第三者検査機関の検査をパスしているかを必ず確認する習慣をつけるよう指導・啓発していく必要がある。
JADAは、基本的には食事が第一で、サプリメントはどうしても使用する必要がある場合とのスタンス。
なお、サプリメントの使用にあたっては、JADA認定のものしか推奨していない。
Informed Choice等の第三者検査の信頼性については、JADAとしては判断できないとのこと。
その辺りも踏まえて、競技者に助言する必要がある。
加えて、サプリメントは、正規のルートから購入することを強調しておかねばならない。