公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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プールの季節です (プールの安全衛生管理)

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本日、これから夕方まで、薬局実務自習生47名と格闘です

本日のお題は、「学校薬剤師の視点(学校環境衛生基準等の考え方)」

そのため、電話相談に対応できませんが、ご容赦ください。

*学校環境衛生管理マニュアル(文科省)がH30年度の学校環境衛生基準の改正に合わせて改訂されています。

http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1292482.htm

学校環境衛生検査の基本的資料なので、是非参照してください。

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そろそろ、学校でプールの授業が始まっているのではないでしょうか

学校薬剤師もそれに合わせて、プールの水質、衛生検査に

自治体によっては、学校薬剤師が現場に足を運ばずともサンプリングがされているようなところもあるようです

が、個人的には現場で自らサンプリングしてこそ、学校薬剤師の価値があると思っています

環境衛生検査の基本は

正しいサンプリング

正しい検査

正しい記録

正しい評価

現場の状況を学校薬剤師の目で確認しておかなければ、そして自分でサンプリングを実施しなければ、検査結果並びに事後評価の質が担保されない可能性がでてきます

それでは、検査の意味がなくなってしまいます

忙しい最中に学校に足を運ぶことは、本当に大変なことです

それでも、学校薬剤師として活動するのは、子供らに安心で安全な学校環境の提供に薬剤師が積極的に関わっている、自負と優しさからだと思います

最近、かかりつけ薬局、地域支援、包括ケア、etc. 薬局の存在する地域での薬剤師、薬局の活躍が望まれるようになってきています(そのような国の方向性が示されるまえから、実践されている先生方は多かったと思います)

地域に活きる(活かされる)薬局、薬剤師

そういった観点から、そして、子供世代からの健康思考の形成に、薬剤師として積極的に関わる、そこには、薬局カウンターとは一味違う薬剤師の姿があります

現実的には、学校薬剤師として活動したい薬剤師の希望を施設開設者が阻止するなどの事例も耳にします(先日、大阪で開催された東洋医学会の際に、兵庫県で働く知り合いの薬剤師からも、そんな現状を教えてもらいました)

誠に悲しいことです

地域あってこその薬局、病院なのですけれども

さて、プール検査に関して、資料を一つ紹介しておきます

「学校における水泳プールの保険衛生管理」(学校保健会 H28) 以下の資料と合わせて参照してください

https://www.gakkohoken.jp/book/ebook/ebook_H290010/data/176/src/H290010.pdf?d=1528933460971

「学校衛生管理マニュアル」(文科省)

http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1292482.htm