クワ(ヤマグワ)

 

学名:Morus australis Poir.

科名:クワ科  用部:根皮

生薬名:桑白皮

用途:消炎、利尿、鎮咳

代表的な漢方薬:五虎湯

説明文:
クワは野生のものや蚕の飼料として栽培されるものなどがある落葉高木。紫黒色に熟した果実は甘酸っぱく美味しくジャムや果実酒として用いられる。乾燥した根の皮(桑白皮)を高血圧予防にクワ酒として用いる。若葉は便秘や高血圧予防にお茶代わりに服用する。疲労回復には熟した果実(桑椹)をクワの実酒として服用する。

薬草の詩:
「食う葉」がなまって、「クワ」になったと言われています。カイコのえさです。
実は食べられるのですが、赤い実でなく完熟して紫色に近くなるほどおいしいです。ギンベ(キンバエ)もよくそれを知っていて、それを追い 払いながら食べるのがまた格別で、少年時代、木の上で口の周りを紫色にして食べ、よく下痢をしていた記憶があります。(正)

前の記事

クチナシ

次の記事

コガネバナ