キハダ
学名:Phellodendron amurense Rupr.
科名:ミカン科 用部:内皮
生薬名:黄柏
用途:健胃、止瀉、打撲
代表的な漢方薬:黄連解毒湯、七物降下湯
説明文:
キハダは山地に自生する雌雄異株の落葉高木。和名は内皮が黄色(黄肌)であることに由来。厚いコルク質の樹皮を剥ぐと鮮黄色の内皮が出てくるが、舐めると苦い。内皮を乾燥したものが黄柏で、アルカロイドのベルべリンを主成分とし、古くから健胃整腸薬として用いられてきた。苦味健胃薬、下痢止めに粉末を服用、打撲傷には酢を加えて練ったものを貼って用いる。