ウコン
学名:Curcuma longa L.
科名:ショウガ科 用部:根茎
生薬名:鬱金
用途:肝機能増進
代表的な漢方薬:過剰摂取に注意
説明文:
一般に秋ウコンと呼ばれ、根茎に含まれるクルクミンは黄色い染料として、カレー粉やたくあんなどに広く用いられている。肝機能の増進効果があるとして、二日酔いのドリンク剤や錠剤が発売されているが、薬剤性肝機能障害の副作用も多数報告されており、大量摂取には注意が必要である。
薬草の詩:
インドからインドシナにかけての原産で、暖地に栽培され、我が国でも江戸時代から栽培されていたようです。健胃、利胆剤として、また、カレー粉の原料や食品の黄色着色料として用いられています。
黄色着色料としては「タートラジン」がよく使われていますが、気管支喘息を誘発するという問題点があることを考えると、「ウコン」が脚光を浴びる日が来るかもしれません。(絹)