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某先生による書評 カリスマ薬剤師が教える 飲むべき 見直すべき薬
カリスマ薬剤師が教える 飲むべき 見直すべき薬 日経TRENDY 2019年10月号
先日の日薬大会
ランチョンセミナーには基本的は出ないことにしているが、面白そうなタイトルを見つけたので、久々にランチョンセミナーに参加した
岸田直樹先生による「臨床推論による患者ごとの病態判断 —新たな医療者の時代へ—」
その中で、日経TRENDYが紹介されていた
発売当時、薬剤師の間では、カリスマ薬剤師っていったい誰?といったことの方が先行していたように思うが・・・中立的に書かれておりなかなか参考になるとのこと
早速、購入して読んでみようとその時は思ったが、すっかりフクに毒され、買うのを忘れてしまっていた
さて、ランチョンセミナー、どんな臨床推論が飛び出すのかと思いきや、日本の人口構造とその予想、それに基づき既に何年も先のシナリオが描かれており、それに従って医療政策も進むといった話が7割くらいを占めた
薬学臨床推論については、
1)患者状態を病態生理から把握し、的確な処方提案・受診勧奨ができる
2)薬効に関わる情報を収集し、病態生理を踏まえて医師・看護師とディスカッションできる
3)薬の副作用を、他の類似する病態を含めて判断できる
4)緊急性の高い病態を、病歴やバイタルサインから判断できる
5)医師・看護師に患者情報を的確に伝えることができる
5)に関して、one sentence summaryについてふれられた
医師に的確に情報を伝えるための定型
それに、pertinent negative findingsを加えることができたら
どんなに有用か・・・(pertinent negative findingsを付け加えるには、観察力、洞察力、関連知識、手技などをしっかりと身に着けている必要がある)
日経DI協賛だけに、最後は、著書紹介
「カンファレンスで学ぶ 薬学管理に生かす臨床推論」
●岸田直樹著・監修 日経ドラッグインフォメーション編集
●本体6800円+税
●2019年10月1日発行
●B5判、388ページ
●ISBN-10::429610344X
ISBN-13::978-4296103447