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<ちょっと一息> 気晴らし
「気晴らし」の一つ
仏彫
普通に作っていては、面白くないので、ここ何年かは一木造にはまっている
それも小さなものを作ることにはまっている(大きなものを置いておくスペースが家にないので)
四角い、あるいは不定形の木の塊に、どのように鋸を入れ、どの順番で彫り進むか
立体パズルを解くように、あれこれ考え、手を動かす
一木造故に、彫刻刀の刃先が届かなかったり作業途中であれこれトラブルが発生する
本来であれば、作業に適した彫刻刀を自作すればよいのだが、現在の住宅環境では鍛冶屋作業には無理がある
結果的に、あるところで妥協したり、ごまかしたり
それも、また、頭の体操
半年あるいは一年楽しむことができる
現れた姿は、顔、手、衣の襞、どれをとっても、頭に思い描いていたような美しいものには、ほど遠い
そこも、妥協と自己満足
仏彫のもう一つの効果
それは、アロマ
私が、仏彫に使用する材料は、ヒノキ(キソヒノキ、タイワンヒノキ)、イチイ、ヒバ、ビャクダン、ヤクスギ、クス
どの材も、それぞれに特徴的な芳香を放つ
それらを彫っている間は、家中に香りが漂う
例えば、ヒノキを彫れば、『総ヒノキ造りの家』感を味わうことができる
クスノキを彫れば、『総クスノキ造りの座敷牢』(注1)感を味わうことができる
また、切り屑を水で抽出すれば精油が得られる
ペットボトルに切り屑を詰め水抽出中のものが何本か居間に転がしてある
さらに、我が家においては、仏彫の第三の効果がある
それは、親子で共通の趣味(?)を持てたこと
長男も次男も小学校3年生から仏彫を始めた
材料選び、彫刻刀選び、彫方等について、あれこれ、お互いに学べたこと
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注1:総クスノキ造りの座敷牢
換気しない部屋で、クスノキを彫っているとカンフルの強烈な香りが部屋中に充満し、そのうち、頭がクラクラしてくる(個人差あり)
参考1)中毒時の対応に関する情報(中毒情報)について(UMIN)
https://www.umin.ac.jp/chudoku/chudokuinfo/
カンフル「樟脳」の中毒情報 (UMIN)
https://www.umin.ac.jp/chudoku/chudokuinfo/g/g031.txt
参考2)日本中毒情報センター