公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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それは、神様でも、無理な相談

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神様くらいでないと対応できない

いくら、問われても、答えようがない

コミュニケーション手法的にどのようなアプローチ、対応をすればよいのか

傾聴、寄り添い?

それで、少しでも気が楽になるような場合は、しばらく時間を割くことは多少なりとも意味がある

しかし、そのレベルをはるかに超えているような場合

いたずらに付き合っていては、

こちらが、心的・身体的にダメージを受けかねない

対応しきれないときは、突っぱねる、それも必要?

本当に難しい

診察にあたっている医師ではない、ましてや、神様でもない

相談者の要求を満たすことがかなわないことは多い

いや、ほとんどの場合が、そうであるかもしれない

「そこは、何をするところか?薬の相談をするところではないのか」

そういわれることも、たまにある

相談者の気持ちを満たす解を見いだせなかった非力さに思い悩むことしきり

次第に、気が塞いでくる

人知を超えた力でも、解は得られない

そんなレベルにどう対応すればよいのやら

今朝から、そのような、相談がしきりに寄せられる

それも、一人から

一度は、対応できないと突っぱねてみたが

つい今しがたも、またベルが鳴る

こちらの都合はお構いなし

さて、どこまで対応すればよいのだろう

「芸能人が良く効くと言っている。私の病気には、もう、大麻しかない。こんなに困っている人がいるのに・・・大麻が使えないなんて、この国はがおかしい。」等、決めつけられても・・・

現状では、日本では大麻は使用できない

ましてや、大麻を使用したからといって、相談者の病状が好転するという保証はどこにもない・・・

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夕方にも、また、電話がかかってきた

昼間の対応に対するクレームにすげ変わっていた

「20分保留になって、待たされ、仕事に行く準備ができなかった」

その点は素直にお詫びした

(昼前の電話は、あまりにも時間がかかりそうな上、解が見つかりそうもなかった。そのため、医師の診察や治療に係っており、こちらでは対応できない、医師と相談してくださいと回答し電話を切った。保留中のランプは点いていなかったので確実に切電していたはずだが?)

が、怒りは全く収まらない

さらに、

「保健所から薬の相談ができると聞いたので、相談したのだが、満足できる回答が得られなかった。そこは何を相談するところか」

「そんなところ閉めてしまえばいい」

確かに薬に関する相談を受け付けてはいるが、複雑な場合、診療内容や医師の判断等にまでは踏む込むことは難しい

ましてや、今回のような場合は迂闊な回答をすることはできない

そのため、あれがよい、これがよい、あれが悪い、これが悪い等、相談者が望む回答はできない

医師と相談しながら、自分に合った薬を見つけていくことになる等しか、答えることはできない

「ああ、わかった。あそこは薬の相談はできないと保健所に伝えておく」

そうですか・・・

果たして、どこまで、このような相談に対応せねばならぬのだろう?

最初に相談を受けた保健所、内容を吟味せず、安易に相談を回すのはどうなのだろう?

保健所こそ、精神衛生福祉の専門家がいそうなものだが・・・