公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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<書籍紹介>もしあなたが臨床研究を学んだら医療現場はもっとときめく

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東洋医学会(6/28-30:https://convention.jtbcom.co.jp/70jsom/)への事前参加申し込みを済ませた暫く後、日本病院薬剤師会から「臨床研究の実践に向けたベーシックセミナー2019」(6/29:https://www.jshp.jp/2019rinshoukenkyu/190629prg.pdf)の知らせが届いた。

面白そうだったので、東洋医学会の中日は出席しないことにし、日病薬の研修会に申し込んだ。(参加費等は、いずれも自己負担)

大都会では、常にいろいろな研修会、学会が開催されており、掛け持ち出席とういう、贅沢(?)も可能(博物館・美術館等についても同じ状況で、文化の都市集中(偏在)が甚だしい)。

6/28-30 東京に向かったが、台風やら大雨やらで、行き帰りの飛行機に影響が出て、予定が立てづらい旅となった。

さらに、今回は、次男の引っ越しも盛り込んだため、都内を時間刻みであちらこちらへと大移動、忙しい3日間となった。

ちなみに3日間の総歩数は、58445歩。

フルマラソンを超える距離を歩いたことになる。

<東洋医学会>

漢方薬による副作用(間質性肺炎、肝障害、偽アルドステロン症、腸間膜静脈硬化症)、中国における生薬栽培の現状等について聴いてきた。

副作用セッションは、リアルタイム双方向質問システム(スマートフォンを利用して、演者と聴講者間で質問のやり取りをする:『すぐきく』:https://sugukiku.com/ja/)(ちなみに、『イマキク』というものもある:https://imakiku.com/ja/#!/)が利用されていた。

 

質問者は、マイクの前に立たなくてよいので、遠慮深い日本人には、ある意味、優しいシステムともいえる。

便利になったもんだ。

生薬に関しては、一帯一路が、すでに日本に影響し始めている感じを強く受けた。(モザンビークなどにも中国の進出程度には驚くものがあったが・・・)

北里大学東洋医学総合研究所に在籍されていた花輪先生が大会会頭だったこともあり、「五感で楽しむ東洋医学」~北里大学東洋医学総合研究所の軌跡と共に~と題する展示が設けられ、観て、触って、味わう楽しみもあった。

 

漢方処方を並べてみると、色に個性が現れる

大きさを揃えて刻んで、きれいに配すれば立派なオブジェ!

薬局の壁面を飾れば、それだけで、患者の目を引くはす!(薬局の雰囲気がUP?)

ただし、人によっては、生薬の香りを嫌うものもいるので注意。

マツホド(茯苓)突き:地中の茯苓を探すために先端のとがった棒で地中を突き、先が白くなるか否かで判断

会場は、京王プラザホテル

<臨床研究の実践に向けたベーシックセミナー2019>

大変面白く、かつ、ハンマーで頭を殴られるくらいの衝撃を受けた。

若手を対象としているはずだが、中堅以上、薬剤部の責任者クラスが参加者の多くを占めていた。

薬剤師による臨床研究必須といった時代の流れに即応するために、勉強しに来ているのだろう。

セミナーには、「学会抄録ブラシュアップセミナー わかりやすく採択されやすい抄録を作ろう」(ワークショップ)も設けられ、頭の体操。

ワークショップの最後には、講師を務められた昭和薬科大学の渡辺一宏先生から、「もしドラ」(『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(2009年):新潮文庫より単行本化されているhttps://www.shinchosha.co.jp/book/120221/)をもじったようなタイトル「もしあなたが臨床研究を学んだら医療現場はもっとときめく」https://www.jiho.co.jp/shop/list/detail/tabid/272/pdid/51506/Default.aspx)の紹介があった。

思い立ったが吉日、今朝、さっそく注文してみた。

会場:長井記念館

エフェドリンを発見した長井長吉の私邸跡地が日本薬学会に寄贈され会館が建てられた。

いたるところにエフェドリン!

<噂の現場を覗いてみた その1>

たまたま、以前紹介した(http://kayaku.jp/pha/5223/)、東大病院門内薬局近くを通りかかった。

これまた、たまたま、◎◎薬局の職員が表に立っていたので、中を見学できるか問うてみた。

「どうぞ、どうぞ」とのことだったので、見せてもらうことにした。

さらに、これまた、たまたま、正式に内覧に訪れている方がいらっしゃり、その対応に訪れていたであろう関東営業部営業課の方とお話しすることができた。

門内薬局解禁の大きな要因に「患者の利便性」がある。

「患者の利便性」の解釈には、いろいろあるだろうが、規制改革会議の言う利便性の考え方の発生要因と分業のあり方と現状、高度薬学管理機能等を踏まえて話をした。

店内を撮影してもよいとのことだったので、投薬カウンター、感染症(インフルエンザ患者)用待合、相談ブースなどをカメラに収めてきた。

 

<おまけ>

うわさの? かき氷