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<ちょっと一息>東京23区には、意外に自然が多い コアジサシ編
東京23区
ビルばかり、コンクリートジャングル的なイメージだが
実は、意外にも、武蔵野原野の風景をとどめた場所、大名屋敷庭園、皇居など緑が多い
大名屋敷庭園に関しては、三菱の創設者、岩崎弥太郎が貢献していたりする
一方、コンクリートジャングルに動植物が適応していたりする
結果的に、いろいろな動植物等を季節ごとに見ることができる
猛禽類やオシドリを含むカモ類、ルリビタキなどは、冬
今頃の時期は、コアジサシ
コアジサシは、コンクリートジャングルに適応した部類といえる(実際は、屋上営巣誘致に成功した事例:https://www.wbsj.org/nature/public/strix/23/strix23_15.pdf)
羽田空港から浜松町へのモノレール
急行等に乗ってしまうと、一瞬で通り過ぎてしまうので、気づかないかもしれないが
昭和島、都下水処理施設・森ヶ崎水処理センター(http://www.gesui.metro.tokyo.jp/living/tour/guide/sise-list/03-11/)の上空を群れを成してコアジサシが飛び交っている
各駅停車に乗り、昭和島でちょっと下車して空を眺めていると、小イワシを加え、せっせと餌を運ぶ親鳥を観ることができる
観察会(http://www.littletern.net/kansatsu.html)も開かれており、屋上の営巣地を間近に観察できる
ただし、かなり人気があり、あっという間に定員が埋まってしまう
コアジサシは、絶滅危惧Ⅱ類指定
東京のど真ん中が、日本最大の営巣地 Σ(゚Д゚)
観察会には、参加できなかったので、森ヶ崎水処理センターの外側から写真を撮ってみた
<参考>
コアジサシ繁殖地の保全・配慮指針
https://www.env.go.jp/nature/yasei/raptores/little_tern.html
※コアジサシは、日本に夏鳥として渡来し、河川や海岸でコロニーを作り集団繁殖します。本亜種は絶滅が危惧されており、環境省の第4次レッドリスト(平成24年8月)で絶滅危惧 II 類に位置づけられている
また、日豪等の二国間渡り鳥条約に基づき、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」で、国際希少野生動植物種に指定されている
日本のレッドデータ検索システム
コアジサシ