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<ちょっと一息>倫理審査義務付け必須の影響は(日薬学術大会演題登録数への影響)
第52回日本薬剤師会学術大会から、人を対象とした医学薬学研究に関する演題に関しては倫理審査が必須となった。
実際、演題登録画面には、人を対象とした医学薬学研究に該当するか?、倫理審査を受けたか?のチェック項目が設けられている。
人を対象とした医学薬学研究に該当した場合、倫理審査を受けていないにチェックを入れると演題登録ができなくなっている。
2年前から、日薬大会の演題登録に倫理審査が必須になるとアナウンスがされていた。
また、それぞれの都道府県薬剤師会においても、広報に合わせて、倫理審査委員会を設置する等の対応が実施されてきた。
しかし、実際には、それらがあまり浸透していないのか、演題締め切り間近になって、何件か倫理審査が必要ですかとの相談が寄せられた。
果たして、倫理審査が必須となった、今回の大会、演題登録数はどうなったのだろう。
試しに、日薬に、人を対象とした医学薬学研究に該当するが倫理審査を受けていない場合の演題採択の方向性、昨日の時点での演題登録数を聞いてみた。
採択の方向性については詳細を伏せるが、演題数は、昨日の時点で494演題の登録、例年の2割減とのことであった。
倫理審査の影響は日薬も懸念していたそうであるが、「倫理審査の有無」確認の初回導入の大会としては予想を超え安堵しているとのことだった。
昨日から、2演題頭の中で渦巻いていた。
一つは「人を対象とした医学薬学研究」に該当する可能性が高いもの、もう一つは該当しないもの。
今朝、届いた日薬からの回答を読み、該当しないものでの演題登録に踏み切ることにした。
10時前から要旨を作成し始め、演題締め切り時間まで5分を切った時点で、無事、駆け込み登録完了。
これで、少なくとも495演題以上の演題が登録されたことになる。