公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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コーワ製品がインフォームドチョイスを取得

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スポーツ選手

強くなりたい、筋肉をつけたい、持久力をつけたい・・・

少しでも早く、少しでも強く、少しでも高く・・・

彼らの望みの一つはそこにある

そんな彼らの活躍に見ている方もワクワクし、オリンピックや世界選手権では、彼らの背中に日の丸を背負わせてしまう

それらの期待にも答えるために、

強くなりたい、筋肉をつけたい、持久力をつけたい・・・

少しでも早く、少しでも強く、少しでも高く・・・

との思いは更に増す

そんな彼らが、安易に手を出してしまうもの、それが、スポーツ食品、サプリメント等

それらの商品にはドーピング違反になる危険性が潜んでいる

ドーピング違反にならないためには、製品を選ぶ目を持たなければならない

その目安の一つがJADA(日本アンチどーイング機構)の認証制度であった

しかし、その制度にはいろいろな矛盾があった

例えば、本来、ドーピングにおいて中立の機関であるべきJADAが、特定のメーカー商品の認定するという矛盾

JADAの活動資金として、認定料が充てられていたようであるが、利益相反などの観点からも全くおかしな状態だった

その他、いろいろな事情があり、JADA認定制度は今年の3月をもって終了した(JADAサプリメント分析認証プログラムの終了について https://www.playtruejapan.org/topics/entry_img/190403_3.pdf

したがって、どうしても使用する必要がある場合は、少なくともJADA認定商品から選んでくださいと回答することができなくなった。

今後は、例えば、LGC(informed choice, informed sport)、NSF等の検査をパスした製品などをサプリメントに寄るドーピング違反のリスク低減のために(完全に安全とは保証されない)アスリートの自己判断で適切に使用することになる

ただし、サプリメント等の使用はあくまで食事の補助

適切な食事が体作りの基本

それをすっ飛ばしてのサプリメントへの依存は本末転倒

そのことをアスリートから相談を受けた際に、薬剤師はしっかり啓発する必要がある

さて、コーワの製品が、どうやらinformed choice 制度を導入したらしい

https://hc.kowa.co.jp/qpkowa/product/drink/informed_choice/

欲するアスリート

売らんとする企業

個人的には、いささか疑問に思うところもあるが・・・

<関連>

「スポーツにおけるサプリメントの製品情報公開の枠組みに関するガイドライン」

https://www.playtruejapan.org/topics/2019/000375.html