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モザンビーク・サイクロン被害に対する国際緊急援助隊医療チームによる支援に参加して
2019/4/5-4/18まで、モザンビーク・サイクロン被害に対する国際緊急援助隊医療チーム(被災国政府からの要請により、日本国政府から派遣される)による医療支援に参加してきました。
4/26の薬局実務実習生集合研修にて、早速、活動の様子を紹介する予定にしています。
派遣への手挙げを認めていただいた薬剤師会、不在時の対応にあたっていただいた薬剤師会職員のみなさんにお礼を申し上げます。また、当初予定した実務実習生集合実習の日程変更を受け入れてただいた実習生ならびに薬局の先生方にお礼申し上げます。 (情報還元が参加条件の一つでしたが、有給休暇がごっそりなくなってしまいました)
https://mainichi.jp/articles/20190419/k00/00m/040/288000c
成田から香港・ヨハネスブルク(南アフリカ)・マプト(モザンビーク)を経由しベイラ(モザンビーク)に到着。
行程、ほぼ、24時間。
成田出発時からマラリア予防薬マラロンを服薬(帰国後も1週間は毎日服用する必要がある)。
ベイラのホテルの一室を活動本部とし、さらに、そこから車で約3時間(内2/3は未舗装の悪路)のグアラグアラが活動サイト。
現地では、完全野営。
日中の気温は40℃を超えるが、湿度夜中は低い。
夜中から明け方は、22-25℃、湿度が高くなる。
午後は、風があがる。
夜、じっくり眠ることができれば、体力は回復。
しかし、それを許さぬ巨大な昆虫等。
テントのすぐ脇でサイレン級の大音量を響かせる巨大コオロギ。
一方、照明を消すと、満点の星空。
晴れた夜は、毎日、星を観る会を実施。
南十字星の撮影に挑戦したが、持参したカメラでは撮影不可能。
時々、片道180㎞の道のりを経てホテルに戻り、シャワー。
そして、また、活動サイトに。
朝から15時位まで連続して調剤。
1日70~100名弱。
薬剤師1名。
3診立てられると、てんやわんや。
看護師、臨床検査技師、放射線技師らに手伝ってもらいながらなんとか対応。
服薬指導は現地スタッフ(通訳)を介して。
コレラのアウトブレークも懸念されていた。
活動サイトでは、毎日、コレラあるいはマラリアの患者が幾人かいた。
マラリアの予防薬、マラロンを今日も忘れずに飲まねば・・・