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薬剤師国家試験・・・
先日、おそらく一般の方から薬剤師の試験に関する問い合わせがあった。
試験を受けるための心構え、専門性、試験の実施者等、あれこれ尋ねられた。
よほど薬剤師資格に興味があったのだろう。
といっても、問い合わせ者は、既にかなりのご高齢。
「え~っ、国家資格なんですね・・・」
頻りに感心されていた。
薬剤師に期待を寄せられてのことだったのだろう。
さて、昨日、薬剤師国家試験の合格発表があった。
結果については、厚労省のホームページで公開されている。
喜んだ人、悲しんだ人、色々な、想いが沸き起こっていたことだろう。
何年か前、「国家試験に合格しないのは、大学の教え方が悪い。お陰で、業務計画が台無しになった。」旨の某病院薬剤部長の呟きを見かけたことがある。
それは、少し、違う。
最終的には、薬剤師になりたいという個人のモティベーションの高さとそれを達成するためにどれだけ個人が努力したかによる。
それでも、運悪く不合格になることもあるが、来年にはきっとその努力は報われる。
ところで、同時に発表された国家試験結果に関連するデータを見てみると、色々なことが見えてくる。
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以下、「薬剤師国家試験のあり方に関する基本方針」より抜粋
薬剤師を取り巻く環境は常に変化しており、真に国民の期待に応え得る薬剤師として適切な医療を提供していくためには、卒後も生涯にわたって自己研鑽を続けていくことが重要である。
このため、各薬科大学・薬学部において生涯学習や自己研鑽の重要性について十分に教育するとともに、薬剤師の生涯学習の機会が確保されるよう、国、各職能団体及び各薬科大学・薬学部等が、積極的に取り組むことが重要である。
また、各薬科大学・薬学部においては、6年間の薬学教育により、学生が薬剤師として求められる基本的な資質を修得できるよう、教育内容の充実に引き続き取り組むことを要望する