公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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某所で毒を少し吐いてみた

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2019/3/14 世間は、ホワイトデイ

そういえば、全日、自宅近所の菓子屋が、店の雰囲気に似つかわしくない?おじさんたちで賑わっていたな・・・

そんなこととは無関係に、○○地区医療協議会で、「副作用」について、少し毒を吐いてみた。

(RMP関連の一部のスライドの作成にあたっては、2019年3月4日に日薬で開催された薬事情報センター実務担当者等研修会でお話をされたPMDA 田島康則先生、虎の門病院 林昌洋先生の資料を参考にしています)

肝心なのは

1) 医薬品による治療

副作用発現を未然に防ぎ、あるいは、最小限にとどめ、治療効果を高める

適性な診断・治療計画
適性な処方
適性な処方鑑査(疑義照会、処方提案)
適性な調剤
適性な服薬
適性なモニタリング(効果判定、副作用発現)
適性なコミュニケーション(他職種および患者を含めた連携)

1’)利用すべき資料はしっかり利用して、薬剤師が、服薬中の薬も含めてフォローし、薬物療法の治療目的に向かって、上手に(情報の)交通整理すること

少なくとも、添付文書、RMP、IF等の適切な利用

薬情などの記載内容を考える(副作用名ではなく、重篤な副作用の早期発見につながるような初期症状等のキーワードを記載する等)

2)薬剤師、医師として薬を育てる姿勢(薬剤師が医薬品尾適正使用情報を創る) (副作用情報のPMDAの報告等)

 法律に規定された義務

 調剤報酬等において点数化されなくても、職能の一つとして実施すべきこと

 

3) フェニルプロパノールアミン(PPA)の事例は、情報センターが被害者の父親から相談を受けた事例です。

 厚労省の薬事行政の在り方についてコメントを付し副作用情報を報告したところ、同時期にたまたま数件の同様な事例が重なり、結果的にPPAが配合された一般用総合感冒薬の販売が中止になりました。