公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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なぜ薬局や病院に相談しないのだろう・・・

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地域包括支援システムの中での薬局の位置づけ

かかりつけ薬局・薬剤師の推進

全ての薬局をかかりつけ薬局に

近い将来に向けた薬局のあるべき姿(国が誘導しようとしている方向性)

しかし、依然、調剤した薬剤師、あるいは、処方した医師に確認することもなく、ダイレクトに情報センターに問い合わす事例がある。

その要因は何か。

つい今しがたも狭心症の薬を飲み始めたばかりの方から、

「薬を飲み始めてからズッキンズッンといった感じの頭痛が続く、薬の説明書に頭痛と書いてあるが、これまま薬を飲み続けてよいだろうか?」

との相談が寄せられた。

どこかに薬の相談窓口と書いてあるのを見つけて、わざわざ電話をかけてくださったのだが、一番に問い合わせる先としては決して適切とは言えないと思う。

まず、調剤してもらった薬局、あるいは、処方した医師ではないだろうか。

頭痛はおそらく薬の薬理作用の延長。

その内、身体が順応し頭痛がしなくなる可能性もあるが、差し当たっては、減量あるいは中止などの措置を考慮することになる。

他の原因も否定できないので、まずは、処方した医師に相談するように促したが・・・

とにかく、なにを置いても、薬剤師の顔が浮かぶようになるようになれば、誰も医薬分業に文句を言わなくなるだろう。

そうなる日を夢見て、情報センターに寄せられる一般からの相談を薬局あるいは病院の薬剤師に戻すべく、暫く、努めることにする。