公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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小児に対して粉砕との医師の指示があるのですが嚥下困難加算はとれますか

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「小児に対して粉砕との医師の指示があるのですが嚥下困難加算はとれますか」

医師の指示があれば、べたどり算定してよい訳ではない。

個々の患者の状況を薬剤師が判断し、必要な調剤を実施する必要がある。

その上での加算算定。

「とれます」あるいは、「とれない」

そんな2者択一的な問題ではない。

そこには、目の前の患者の状態を判断する薬剤師の目、薬剤師の考えが不可欠。

処方箋に小児だからと単一的に書かれた「粉砕」医指示に対して、薬剤師の判断と疑義紹介等が伴わなければ、現象的に錠剤を粉砕しただけでは、加算を算定する必然性が生まれない。

それを、すっ飛ばしているような問い合わせには、ついつい、厳しい回答をしてしまう。

とにかく、そんな、相談が多い。

「とれる」、「とれない」だけでなく、その前に、薬剤師として各種点数の意味を考えた判断をして欲しいところ。

医療事務担当者に問い合わせを任せている場合ではない。

最終的に保険点数を判断するのも薬剤師の責任であり、役割の一つ。