公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

新着情報

地域フォーミュラリ実施 中間報告と今後の展望 第3回東大シンポジウム

新着情報

先週の3連休、神戸で開催された第28回日本医療薬学会年会に参加した。(ちなみに来年は鹿大病院 武田教授が会頭。福岡大学で開催される。第29回日本医療薬学会年会)

一時期は、癌学会かと思うくらい抗癌剤等の発表が多数を占めていたが、今回は、AI、ポリファーマシー、CKD、フォーミュラリ等の話題も豊富にあった。

病院薬剤師が主の年会であり、薬局薬剤師の発表はそれほどおおくなかった。

が、日薬大会と一種異なる雰囲気を味わうのは刺激になる。

事前申し込みのメディカルセミナーというものがあり、何かと思い申し込んだ。

結局、ランチョンセミナーのことだったが、その中の一つに東大医学系研究科地域医療システム学講座教授の今井博久先生の「わが国で最初の地域フォーミュラリの実践~薬剤師が果たすべき役割~」を聴講することができた。

色々と微妙な話題が盛り込まれており、マスコミ関係者に記事にするのはNGとの注意事項から始まった。

それゆえ内容は詳しく書くことができないが、地域フォーミュラリの大きな2つの目的とそれに果たす(期待される)薬剤師の役割について認識することができ、面白い内容であった。

さて、その中で、山形県酒田市で開始された地域フォーミュラリ―の中間報告会(以下)があることも紹介されていたので紹介する。

参加料が、少しお高いですが・・・

<おまけ>

静岡だったか?協会健保が地域フォーミュラリの導入に向けた動きをしていると情報があったので、鹿児島県後発医薬品安心使用協議会(10月)で、協会健保からの委員に鹿児島での地域フォーミュラリーの導入の可能性について尋ねてみたが、今のところその気はないとのこと。

***

「地域フォーミュラリ実施 中間報告と今後の展望 第3回東大シンポジウム」

https://www.jamec.or.jp/ ← 申し込みはこちらから

わが国で最初の地域フォーミュラリが2018年11月1日に山形県酒田地区で開始された。病院内でのフォーミュラリは少なからず実施されている。それは病院内だけの意思決定があれば容易に実施でき、地域医療へのインパクトは小さく、学術的な魅力もほとんどない。しかしながら、地域全体で実施されるならば状況は大きく異なる。地域医療には多くのステークホルダーが存在するのみならず、及ぼす影響が非常に大きく、評価方法を始めとした様々な面で検討すべき課題があるため、新しく方法論の開発が必要である。誰が作成し運営して行くのか、責任を負うのはどこかと言った従来にはない課題がある。また病院内フォーミュラリでは議論されなかった安定供給についても検討しなければならない。

 こうした複雑で多様な課題があるため、地域医療のステークホルダーや有識者による「英知の結集」が期待される。第三回東大シンポジウムでは厚生労働省、保険者、実際に導入した地域医療連携推進法人の担当者、方法論開発の研究者からの講演を予定している。このシンポジウムにおいて最新で最高のディスカッションを行いたい。

講演1 厚生労働省から招聘予定

講演2 地域医療連携推進法人(医師・薬剤師)

講演3 健康保険組合連合会幹部

講演4 東京大学大学院医学系研究科研究者

■主宰:一般社団法人 日本医療コンコーダンス研究会

【お申込ページ】

2018年11月26日(月)から受付けいたします

https://www.jamec.or.jp/

【セミナー事務局】

一般社団法人 日本医療コンコーダンス研究会

〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町5-3 I・B日本橋ビル

<開催日>

平成31年04月14日(日)

シンポジウム:13:30 – 17:30

受付開始:12:45 ~

場所:伊藤謝恩ホール

懇親会:18:00 – 20:00

場所:東京大学内伊藤謝恩ホール

<参加費用>

シンポジウム 12,000円

懇親会              6,480円

 要事前登録制