スイセン
有毒植物
学名:Narcissus tazetta L.
科名:ヒガンバナ科スイセン属
用部:鱗茎
用途:腫れ物、肩こり
説明文:
北アフリカ、地中海沿岸が原産で小アジア、中国を経て日本に渡来したとされる。地下の鱗茎(球根)によって繁殖する。名前は中国名水仙を音読みしたもので、水と仙人という意味である。水辺に生育し、仙人のように生命力があることからこの名前になったと言われている。薬用部位は鱗茎で、貼り薬として腫れ物や肩こりに用いられる。リコリンなどのアルカロイドを含むため誤食すると悪心、嘔吐、下痢、昏睡、痙攣、麻痺などを起こし、死に至ることもある。葉はニラ、ノビルと、鱗茎はタマネギと間違えやすく、これらの野菜と間違って食べる事故が見られるので注意が必要である。