ギシギシ

学名:Rumex japonicus Houtt.
科名:タデ科 スイバ属
用部:根および根茎
生薬名:羊蹄根
用途:緩下剤、水虫

説明文:
道端や土手などやや湿ったところに生える多年草。太い茎が直立し、高さは1mを超すものも。よく似た外観を持つスイバと異なり花穂は赤くならない。名は茎を擦り合わせてギシギシと音を立てて遊ぶことや、ぎっしり実が付いた穂を揺らすとギシギシと音がすることに由来するとの説がある。根を羊蹄根といい、緩下剤として慢性の便秘に用いられる。また、生根汁を外用すれば湿疹、水虫、腫れ物などに良い。若芽の先端の薄皮が被った部分に特有のぬめりがあり、丘蓴菜(おかじゅんさい)とも言われ食用となる。若葉、若茎は酸味が強いため茹でた後によく晒す必要がある。この酸味の元であるシュウ酸は多食すると結石になるため注意すること。

薬草の詩:
あちこちの路傍によくあって、小さいころ学校で、飼っていたウサギのエサによく採りに行った事を思い出します。
スイバに似ていますが、赤くならないのが特徴です。薬用には根をつかいますが、酸っぱい味がします。所せましと生える土手、まさにギシギシです。

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