ウマノアシガタ

有毒植物
学名:Ranunculus japonicus Thunb.
科名:キンポウゲ科 キンポウゲ属
用部:地上部
用途:皮膚病、腫れ物

説明文:
日当たりの良い山野に自生する、草丈が30〜80cmになる多年草で、北海道から南西諸島まで分布する。4〜6月頃に、枝分かれした花茎の先に一つずつ、花弁に独特に光沢を持つ黄色い花をつける。名の由来は、根生葉が馬の蹄に似ていることに由来する。皮膚病や腫れ物に効果があるとされるが、有毒植物であり誤って口にすると、下痢や腹痛、嘔吐を催す。

薬草の詩:
少年のころ、同級生に農家の子供がたくさんいました。平川君は体格もよく、「鎌」での草刈りの名人でした。彼の繰り出す鎌は、キレイにコンパスで、なぞったように土手の草をなぎとり、友人たちはいつも畏敬の目で見るものでした。黄色の花は牛や馬に食べさせるまぐさに入れてはいけないのだと、初めて毒草だと教えてくれたのも平川君でした。
(双竜子)

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