ゲンノショウコ

  

学名:Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton

科名:フウロソウ科  用部:全草

用途:下痢、便秘、整腸、 高血圧予防

説明文:
ゲンノショウコは日本各地の原野に自生する多年草で昔から薬として用いられてきた代表的な民間薬である。和名の由来は「飲めばすぐに証拠が現れる」という「現の証拠」の意味である。東日本には白、西日本には紫紅色の花が多いが薬効に差はない。土用丑の日の頃が下痢止めに効果のあるタンニンが最も多く含まれる時期である。煎じ方により、下痢にも便秘にも用いられる。またしぶり腹や冷え症などにヨモギと一緒に木綿袋に入れ、入浴剤として用いる。

薬草の詩:
カナダ の有名な湖「ルウイーズ湖」からバンフへ降り、そしてバンクーバーを経由して成田へ飛ぶのですが、バンクーバーの対岸「トウテンポウル公園」北西の茂みに、何やら見なれた植物があります。赤茶の葉と白い花、つる性の茎、まさしく玄の草。「ゲンノショウコ、バリエタスカナデイアン(思いつき命名)」澄んだカナダの青空に叫びたくなりました。(竜)

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