公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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<ちょっと一息>行きも帰りもカツオドリ/今年初、蚊に噛まれた三島村学校環境衛生検査

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        2018/9/20-21と三島村学校環境衛生検査に出かけた

同行者は、鹿児島市薬のN、N、Hの3名の先生方

三島村に4校ある小中学校を1校ずつ担当(竹島1校、硫黄島1校、黒島2校)

当日の朝は、ゲリラ豪雨

中止かと思いきや、フェリーの出向までには何とか収まった

現在、フェリー三島はドック入り、代船として最近建造されtばかりのフェリーとしま2を利用

客室は新しくて快適・・・と思いきや・・・ヤニの塊のような人が隣に・・・食堂に避難

鹿児島湾を出てしばらくすると波間にカツオドリが現れた

フェリーの後を追走してくる

フェリーのスクリュー音に驚いた魚が水面に現れるのを狙っている

風を巧みに受けながらほとんどはばたくことなく滑空していた

カツオドリの他には、必至で映画撮影用のカメラを操る外国人

硫黄島に暫く住んでいたことがあり、とてもきれいな島なので、是非、映画にしたいとのことだった

そうこうしている内に竹島到着

竹島は、名の示す通り、一面が“高級食材大名竹”に覆われている。

 

フェリーには生活物資も積まれており、荷受けのために島民が大勢集まっていた

上陸したH先生は、暫く迎えの学校担当者を見つけられず、辺りをきょろきょろ

学校担当者はというとしばらくの間、荷受けに夢中

それがひと段落してやっと合流

各島に一泊し、学校環境衛生検査の他、薬物乱用防止啓発講話なども実施する

ここからは、それぞれ、単独行動

 

竹島近くの洋上から硫黄島を眺める

さて、私が担当したのは、硫黄島にある三島小中学校

学生数は小学生17名、中学生3名

教員は13名

硫黄島で下船

黒島に向かうN、N先生を見送りつつ、迎えの先生を探すも見つからず

学校の車を見つけたので、近づいてみると、そこには先客が1名

カリフォルニアから今年来たばかりのALTのSさん

Sさんと同乗して暫く待っていると、それこそ荷受けしてきた教頭先生が現れた

港から学校までは、歩いても数分とかからない・・・

校長室に通され、Sさんを交えて暫く談話

Sさんに、JAPAN ORIGINAL SCHOOL PHARMACISTについて説明

「へっ⤴そのようなものがあるのですね⤴」

と、一応驚いてもらった

検査を一通り済ませ、小学校、5,6年生を対象に、お薬教室を実施

対象者は何と3名、おまけに女の子ばかり

当初は、中学生も含め6名で実施予定であったが・・・

ALTのS先生の授業があることをすっかり養護の先生が忘れており・・・

スライドなし

持参した紙媒体資料を利用し、掛け合い的に授業を進めた

ちょうど風邪で診療所から薬をもらった子がいたので、急遽、それも題材に取り入れた

三島村には医師、薬剤師はいない

看護師が1名常駐し、診療所から遠隔診療を行い、調剤する

薬の説明も看護師が実施

民宿に向かう途中で、三島村で野生化し、我がもの顔で道路を歩きまわている孔雀に遭遇 

翌朝は、学校の水道水を採水(検査は24時間以内に実施する必要があるので、できるだけフェリーの出航時間間際に行うこととした)

運動会が近いとあって、早朝からリレーの練習をしていた

運動会は、村総出の一大イベント

フッ化物洗口の集団実施が計画されているらしく、養護教諭とメリット、デメリット、実施に際しての注意点などについてディスカッション

現在の流れとしては、メリットのみしか示されていないが・・・

使用する薬のグレードや希釈間違い等

インフォームドコンセント、インフォームドアセント

ブクブクピ~が可能か否か

希釈の担当者は、また、責任の所在は・・・ etc.

一通りディスカッションが終わり、フェリーの出向までには、暫く時間があるということで、校長先生の案内で昭和硫黄島がみえる断崖までドライブ

フェリーの入港に合わせて港まで

船上には、黒島を担当されたN、Nの両先生

港では、民宿のおばさんが作ってくれたお弁当を受け取り、乗船

ジャンベの音に見送られ

赤茶けた港

元気に噴気を上げる硫黄岳

を見ながら帰路、竹島に向かう

帰路は、ALTのS先生、そして黒牛と一緒

俊寛の像と硫黄岳(写真奥)

 

黄色い部分は結晶化した硫黄

無事、H先生をピックアップ

フェリーは鹿児島に向け一直線

往路同様、途中からカツオドリが伴走を始めた

行は1羽だったが、帰りは4羽

幸いにも雨も上がっていたので、デッキで暫く彼らを眺めながら船旅を楽しんだ