公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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患者からのもらい物、勤務中の飲食ってどうなの?

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薬剤師が患者からものをもらっているが、良いのか?

病院では、現金や贈り物は受け取らないと貼り紙がしてあるが、薬局でもそうなのではないか?

薬剤師が勤務中に、お菓子を食べている。

その匂いがものすごくするが、勤務中に飲食をしてもよいのか?

そんな、相談が寄せられた。

過去には、

薬剤師の顔がお酒を飲んでいるみたいに赤い。

白衣の袖口が汚い。

酒臭い。

髪の毛の色が派手だ。

タバコ臭い。

こちらを見てニヤニヤする。

等、様々なクレームが寄せられた。

今回の相談は、随分久しぶりに受けたその類のクレーム。

薬局利用者から、色々な視点で薬剤師が観られているのだなと改めて驚いた。

最初の付け届け(?)に関しては、薬局利用者の感謝の意、あるいは畑でできたものを身の回りの人に配る仲間に薬剤師が入れてもらった、コミュニケーションの入り口、etc.色々な場合があり、微笑ましい程度であれば一概にダメとは言えない。

相談者の話を聞いていると持参したお菓子を少しもらって味見しているようなことを言っているようであった・・・まあ、許容範囲だろう。

但し、2番目の問題とも関連するが、調剤室などで食べているとなると少々問題がある。

さて、2番目の問題。

調剤業務は意外にお腹がすく(喉が乾く)。

小休憩を取り、控室などでエネルギーや水分を補給する事は全く問題ない。

トイレに立つのと生理現象的には同等。

再び調剤にあたるには、それこそ、手洗いは必須。

今回のように、匂いがするとの指摘となると、場合によっては嗽(歯磨き)も必要か。

相談者には、程度問題であること、一概に患者さんの気持ちを断るのもよくないこと、患者さんに不快な思いをさせないように飲食は調剤室などではなく控室で摂ること、手洗いうがい(歯磨き)等をするなど心配りをすること、調剤業務は大変であることなどを説明してみたが・・・十分にはご理解いただけなかったかもしれない。

兎に角、薬局利用者は、色々な視点で薬剤師を観ています。

冒頭と下の絵は、新規採用養護教諭に対する学校環境衛生関連の講習会で使用しているスライドの一部です。