公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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薬袋や情報提供書に記載されている用法・用量が理解しにくく誤って多く飲んでしまった

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今日は、一般からの相談や苦情申し入れが多くある。

その一つが、薬袋や情報提供書に記載されている用法・用量が理解しにくく誤って多く飲んでしまったというもの。

お話を伺う限り、用法・用量記載に問題があり、間違えて服用しかねない。

幸い、健康被害はなかったとのことだが、誤解を与えるような記載は問題である。

薬情をFAXしていただいたが、確かに服用方法が分かり難い(間違えている)。

問題の薬は、コルヒチン錠0.5 ㎎「タカタ」。

口頭説明では、「1日6回、4時間おきに飲むので大変ですね」との説明があったとのことだが、薬情には、次のように書かれていた(薬袋にも同様の記載)。

 1回2錠 全42錠

 1日3回上記量

 分6

 7日分

なお、添付文書の用法用量に関する記載は次の通り。

用法及び用量
**痛風発作の緩解及び予防
通常、成人にはコルヒチンとして1日3〜4mgを6〜8回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
発病予防には通常、成人にはコルヒチンとして1日0.5〜1mg、発作予感時には1回0.5 mgを経口投与する。

処方されているその他の薬についても、同じような記載であり、分かり難い。

薬袋や薬情の記載だと、1回に2錠飲んでしまっても仕方ない。

薬袋や薬情には、使用者(あるいは介助者)が十分に理解でき間違えて使用しないような記載が求められる。

薬局に記載が分かり難い旨を申し入れたが、その際の薬剤師の対応も悪かったとのことで、薬局への指導を求めて薬剤師会に連絡されたとのこと。

さて、これから、当該薬局に連絡しるのだが・・・