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新しい専門薬剤師制度・・・地域薬学ケア専門薬剤師、「地域薬学ケア専門薬剤師(がん)」、「地域薬学ケア指導薬剤師」・・・日本医療薬学会
今回の医療薬学会
エヴィデンス創出に係るシンポジウムが多かった
研究の種の見つけ方
研究の仕方
発表の仕方
etc.
研究者マインドを持った剤師は薬学6年制の目的の一つでもある
実際、薬剤師職能の破壊的認知の向上(薬剤師の社会的地位・・信頼、診療報酬等)にエヴィデンスの創出と公表は必須
厚労省も対人から対物に向け、現場薬剤師からの医薬品の適正使用等における薬剤師介入の効果に係るエヴィデンスを強く求めていることが窺えた
それに合わせて、ジェネラリストとしての薬剤師の向上、スペシャリストとしての薬剤師の向上・・・薬局の機能分化なども今後進む可能性がある
日本医療薬学会は、地域ケアでの薬剤師の活躍を狙い、新たな専門薬剤師制度(地域薬学ケア専門薬剤師、「地域薬学ケア専門薬剤師(がん)」、「地域薬学ケア指導薬剤師」)を開始する
これまでの医療薬学会等の専門薬剤師認定要件は、薬局薬剤師にはハードルがかなり高かった
今回開始予定のものに関しては、ハードルが少し引き下げられ、薬局薬剤師が対象となっている
その気になればチャレンジできる制度設計
おまけに暫くの間(2020~24年まで)は、特別措置として認定要件が少し緩和される
<暫定的認定要件> 更新時には本来の認定要件を満たしておく必要がある
(1)JPECの研修認定薬剤師、日本病院薬剤師会の日病薬病院薬学認定薬剤師、JPALSのクリニカルラダー5以上のいずれかを有する
(2)実務歴5年以上
(3)申請時会員である(医療薬学会の会員)
(4)学会発表が1回以上もしくは論文1報以上
果たして、専門薬剤師の認定を受けることがどれだけ実臨床に効果があるか
少なくとも、意識が前向きになれば、目の前の患者をみるにしても、その見方が変わってくる
その小さな変化が、医薬品の適正使用の向上、ひいては、薬剤師職能の社会認知の向上に繋がっていくのでは・・・
新たな専門薬剤師制度、日薬、病薬等とも協調して進めていくとか・・・