公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

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一般から寄せられる相談は難しい

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一般から寄せられる相談は難しい。

思いもよらぬ視点からの質問。

難しすぎて、タジタジしてしまう。

電話一本で、即答を求められても、相談者の質問意図、背景、様々なことがブラックボックスで答えられないことが多い。

色々な条件を聴取し、可能な限り要望に沿った回答をするには、それこそ、調べるため(学習するため)の時間が必要。

しかし、それでも、風貌や普段の様子が分からないので、対面でのコミュニケーションよりも難儀となる。

さらに、薬剤師であれば少なくともイメージできそうな内容でも、一般の人にはなかなかイメージできないことも難しさの原因の一つ。

それ故、余計に手間がかかる上、場合によっては、神経を使う。

結果的に、対応疲れを起こしてしまう。

特に、最近の相談は、難しい。

市役所などは、簡単に、薬剤師会の窓口を紹介してくれるが、質問内容から考えるとそれこそ行政的な対応や専門機関の紹介などが適切であると思われるケースの方がむしろ多い。

また、「薬→薬剤師会」ではなく、「薬→処方医、調剤した薬剤師、あるいは販売した薬剤師」といった連想力が働かないらしい。

これは、ひとえに「かかりつけ」が未だ社会、特に行政の相談窓口担当者の頭の中に定着していないことに他ならない。

そこから手を打たなければ、いつまで経っても、お門違いの(相談先が適当でない)相談がたら回しされてくることになる。

次回の、県庁医療安全支援センター関係窓口担当者の会合で、再度、説明することにしよう。

とは言え、なぜか、そこに、薬務課、消費者センターからの出席がない。

これに関しては、何度か、保健福祉部の担当係に要望したが、一向に改善が見られない。(担当者が、2年ほどでコロコロ変わるのも原因だろう)

縦割りに横糸を通すのも簡単ではない。

かつては、薬務課は医療相談とは関係ないですからと言い放った担当者もいた・・・

おいおい・・・

それは、さておき、患者に介入できるのは、彼らの治療に関わっているかかりつけの医療職と場合によっては行政