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フォーカス・グループ・インタビューに参加してみた
<ちょっと一息>
昨日(23018/6/25)は、日薬での会議(医薬品情報評価検討会&WG)。
その前日に、ある研究のフォーカス・グループ・インタビューが開かれるとのことであったので、せっかくの機会なので参加した。
主催者は、知り合い看護師。
初めての手法だけに、その実施方法にも興味があったが、看護師さんたちの貴重な意見、看護教育における取り組みなどを聞くことができとても参考になった。(研究の一環なので詳細は秘密)
参加者へのインタビューの模様は録音と動画撮影され、発言時あるいは他者の発言を聴いている際の様子なども分析されるとのこと。
インタビューの一場面
インタビュー終了後、そこに居合わせた薬剤師3名(いずれも、災害支援のエキスパート。23日、24日に開催された医療薬学フォーラムへの参加のついで、日薬での会議のついで等のため、旅費が発生しないという、インタビュー主催者にとってはなんともうれしい協力者たち)と連れ立って、インタビュー会場(東京駅八重洲口)近くにある日本災害医療学会事務局を襲撃した。
襲撃と言っても、災害薬事研修会(PhDLS)に絡む事務関連及びシステム調整の打ち合わせ等。
そこでも、色々な収穫があった。
インタビュー会場/災害医学会事務局はこの界隈
<フォーカスグループインタビュー>
例えば、薬剤師、特定の疾患を抱えた人を集め、そのグルー プ内での対話などを通して、それぞれの参加者から情報を得る方法。
利点:
対象とする人たちからの情報を多様に収集する ことができる。
質的情報がたくさん 集まる。
談話が盛り上がれば参加者に喜んでもらえる(主宰者の調査意図とは無関係に)。
欠点:
議論の拡散などの状況に対して、調査主宰者が発語をコントロールをするなどの配慮と工夫が必要。
被調査者の間の人間関係のトラブルなどについて配慮するなども必要。
多くの人に集まってもらうために、謝金などのコストがかかる。
行政関係者が、地域の人たちをボランティアとして集め実施した場合、調査倫理上の問題をはらむこともあるので留意。
得られた、情報についての確度・精度を検証する必要がある。
<日本災害医学会>
災害薬事研修会(PhDLS)
https://jadm.or.jp/contents/PhDLS/index.html
<医療薬学フォーラム2018・第26回クリニカルファーマーシーシンポジウム>
「よりよい医療を目指して-基礎と臨床の連携が実現する医療薬学の成果―」
開催日:2018/06/23-24
http://convention.jtbcom.co.jp/cps2018/