公益社団法人 鹿児島県薬剤師会

新着情報

『大丈夫ですか』との念押し

新着情報

相談を受けていると、こちらの回答に対して、『大丈夫ですか』と念押しされることがある。

『大丈夫ですか』との念押しを何度もされると、正直、いい加減にしてくれ、それくらい自分で責任を持って判断してくれと言いたくなる。

実際、色々な場で、薬剤師として、自身の責任で判断しなければならない。

そこで、しっかりと責任をもって判断してこそ、職能を果たしていることになる。

 

よほど効果用量と中毒用量がシビアなものでなければ、例えば、1回当たり約0.003 molの成分量の違いがどれほど影響するのか・・・

しかもその成分は、小腸での吸収はほとんどない。

さらに、大腸でバクテリアによって分解されたとしても、それにより生じたものは、日頃、食事として当たり前のように摂っているようなもの。

そのような性質の医薬品の用量に対してどこまで厳しく判断するか・・・

その辺りは、添付文書の薬効薬理、代謝等をみれば、すぐに解決する。

 

小さいことだが、そういった点を自分なりに考えて、責任を持って対応する力、それが職能の社会認知に繋がるのではないかと思う。