学名:Gardenia jasminoides Ellis

科名:アカネ科  用部:果実

生薬名:山梔子

用途:腫れ物、打撲、腰痛

代表的な漢方薬:温清飲

説明文:
クチナシは庭木として植えられることの多い常緑低木で一重咲きと八重咲きがある。薬用とする部分は果実であり、実を結ばない八重咲きは薬用にはならない。和名の由来は果実が熟しても裂開しないことから「口無し」とされたことによる。また、果実は昔から黄色の染料として食品添加物や布を染めるのに使用されてきた。乾燥した果実(山梔子)には熱を吸収し、症状を和らげる消炎作用があり、腫れものや腰の痛みなどに塗り薬として用いられ、また消炎、排膿、鎮静を目的とした漢方薬に配合されている。

薬草の詩:
ツムラ研究所の所長さんが案内に立たれて「生薬は何に興味をお持ちですか?」。「地黄と、そう~、山梔子です」。「イリドイドですネ」。本当は地黄の成分にすごく興味をもっていたのですが、つい山梔子と出てくるのですネ。クチナシは、花も果実も筆者の大好きな植物のひとつです。(双竜子)