マンリョウ

学名:Ardisia crenata Sims
科名:サクラソウ科ヤブコウジ属
用部:根、葉
用途:風邪、リウマチ、神経痛

説明文:
比較的暖かい地域の林内に生える常緑の低木。果実がきれいなため、人家にもよく植えられる。高さ約30~100㎝。茎は直立し、上部に小枝を出し、葉がまとまってつく樹形。葉は、濃い緑色で先が尖る。縁には波状の鋸歯があり、長さ4~13㎝、幅2~4㎝の長楕円形で互生。革質で光沢がある。マンリョウや近縁種のセンリョウは、冬に赤色に色づく実が縁起物とされる。冬に真っ赤な果実をたわわに下げた様子がセンリョウ(千両)よりも豪華であるというのがマンリョウ(万両)の名の由来。センリョウは上向きに実がなる。夏に茎葉を採取し、乾燥させたものを煎じて初期の風邪、神経痛などに用いる。中国伝統医学では、根を朱砂根、葉は朱砂根葉という生薬名で、清熱解毒などの効能があるとされる。

前の記事

マユミ

次の記事

ミゾソバ