学名:Chenopodium album L. var. centrorubrum Makino

科名:ヒユ科アカザ属

用部:葉

生薬名:藜(れい)

用途:下痢止め、健胃、強壮、歯痛

説明文:
田んぼや畑、路傍などのやや肥沃な土壌に生育する雑草。草丈は人の高さほどにもなる。近縁種のシロザの葉の色が赤いものがアカザ。茎は直立し、秋になると木質化して硬くなるため杖の材料に用いられる。生薬名は藜(れい)。民間薬として葉を揉んで虫歯に塗るなど歯の痛み止めとしたり、乾燥した茎や葉を煎じて下痢や健胃、強壮薬にも使われた。また、虫刺されに葉の揉み汁をつけると良いとされる。かつては救荒植物としても栽培されたようだが、花粉によるアレルギーや、葉を煮て食べた後の日光皮膚炎にも注意が必要である。

薬草の詩:
年老いた母の足が弱くなって、杖をついて歩くようになったため、アカザの杖が軽いからと人伝てに聞き、アカザをもらってきました 。泥を洗い落とすために、風日場で皮を剥ぎ
ながら洗っておりますと、頭がクラクラするような強烈な異臭がします。
聞いてないよー、こんな匂い、だれも教えてくれないなんて 。私のアカザだけが特別だったのでしょうか。不思議な話でした。            (戊子)