学名:Zanthoxylum piperitum (L.) DC.
科名:ミカン科
用部:果皮/種子
生薬名:山椒(さんしょう)
用途:消化不良、腹痛、利尿
漢方薬:大建中湯、当帰湯
説明文:
 日本全土の平地や低山地に自生し、人家の生垣などにも植えられている落葉低木。乾燥や夏季の日差しに弱く、半日陰の湿潤な地勢を好む。葉は互生、枝には鋭い棘が対生する。雌雄異株で雌株のみに実がなる。
 日本では古くから親しまれている香辛料で、若芽・若葉は料理の添え物、未熟な果実は佃煮等、成熟した果実を乾燥粉末にして利用する。独特な辛みのもとはサンショオールとよばれる成分にある。成熟した果皮は山椒という漢方薬としても使われ、健胃、鎮痛、抗菌作用がある。よく似たものに「イヌザンショウ」があるが、イヌザンショウは芳香がなく棘が互生している。

薬草の詩:
「青汁」を毎朝飲んで、いたら、胃がもたれ、腹が張ってきたという患者さん。冷えたのですネ。
こんな時、大建中湯が効くようです。処方は、蜀椒、乾姜、高麗人参、膠飴の四味からなり、著効をそうすることがあります。蜀椒とは山椒のこと。
ヒリヒリする辛味が消化器を温めてくれるのですネ。ミカン科のものは、飲んでスッキリするさわやかさを併せ持っています。                                  (竜)