学名:Camellia japonica L.
科名:ツバキ科
用部:葉、花
生薬名:山茶(さんちゃ)
用途:健胃、整腸、滋養強壮、ツバキ油
説明文:
 本州、四国、九州に分布する常緑高木で5〜15mになる。花は11月〜3月頃に、紅色の5〜6弁花をつける。果実は初夏に球形の朔果をつける。葉が厚いので「厚葉木」と言われたものがツバキの語源とされる。
 ツバキの種子から採るツバキ油は、昔から頭髪油に用いられるほか、軟膏基材として用いる。

薬草の詩:
 西郷南洲先生の書に「雪にたえて梅花麗し」というのがあります。私は梅にさきがけて、ひっそりと咲く「椿」にしばしば感動するのです。
 暖かい日だまり、ひそとした真冬の雑木林。濃紺の葉のすき間をうめるように点々と真紅の花弁、黄色のこぼれ落ちる花粉をだきしめて息づくさまは、まさしく寒中の美だと思うのです。(双竜子)